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「オーガニック」「自然派」「BIO」ってどう違う?
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このごろ「オーガニックワイン」「自然派ワイン」「BIOワイン」という言葉を聞くことが増えたと感じてる方、多いのではないでしょうか。

農作物や食べ物の安全性への関心が高まっています。人にとっては安心で安全、そして地球にとってもエコであることを目指す姿勢。その流れがワインの世界にも及び、これらのワインのことを耳にすることが増えたのです。

でも、「オーガニックワイン」「自然派ワイン」「BIOワイン」それぞれどう違うのか、良くわからない、と感じている方も多いようです。

ワインを選ぶ要素になることもありますから、整理して見てみましょう。

とはいえ、実はこれらの言葉、まだまだ定義や言葉の意味が定まっていないと言えます。使う人や場面によって、意味する内容に違いが出てくることも多いのでご注意ください。

■BIOワイン

まず、最も特殊なつくられ方をする「BIOワイン」から見てみます。

BIOワインは、できる限り自然のままの製法でつくられています。

原料のブドウは農薬などは使わない有機栽培で、ワインにする過程でも添加物などは加えず、酵母もブドウに付着しているものをそのまま利用します。それに加え、1920年代にドイツで提唱された、神秘思想にルーツを持つ、ビオディナミ農法がもちいられるとされています。

自然本来という面も土地ごとの自然環境によって異なりますし、ビオディナミ農法にはスピリチュアルな面も大きいので、解釈により製造方法にも幅が生まれているようです。

ともあれ、BIOワインを自称するには、栽培から醸造まで自然であることが重視されますので、大規模にはつくれません。そのため、BIOワインはまだ流通量も少なく、高価になる面もあります。

■オーガニックワイン

つぎに「オーガニックワイン」です。オーガニックワインは、オーガニック農業によるワインとされています。

オーガニック農業とは、

・植物に化学肥料を与えない

・農薬や除草剤といった危険な化学物質を用いない

・遺伝子操作を行わない

3つの原則を守った農業です。

また、オーガニックとは環境を持続させながら健康に暮らしていくためのライフスタイルそのものでもあります。

これらの原則をワインづくりにも当てはめたものが、オーガニックワインです。

「オーガニック」という呼び方に関しては、ヨーロッパを中心に認証機関があります。それらの認証機関に認められたワインならば、オーガニックワインであると信頼して問題ありません。

消費者の側からすると、「オーガニックワイン」「自然派ワイン」「BIOワイン」の3種の中で最も選びやすいものとも言えるでしょう。

■自然派ワイン

最後に自然派ワインですが、この言葉の意味するところは非常に広く、曖昧になっています。基準を設定する団体も多くありますが、その基準も様々です。

そのため、一般的なワインに比べて、化学的な肥料や薬品を使っていない、という点では共通していますが、その程度についてはそれぞれの生産者の実際の工程を見てみなければわからない、という状態になっています。

中には、オーガニック認証がすぐにでも取れるのに、その手続きが面倒で認証を受けていない、というワイナリーもあります。逆に、自然派という売り文句が欲しいために、自然派を自称しても良いであろうぎりぎりのことしかしていない生産者もいるでしょう。

消費者にとっては少し厄介ですが、「自然派ワイン」を選ぶときには、生産者の情報を確認してみるのもおすすめです。


「オーガニックワイン」「自然派ワイン」「BIOワイン」、すべて曖昧に同じような使われ方をすることも多い言葉ですが、厳密にはこのような違いがあります。

あまり神経質に製法にこだわると、ワインを気軽に楽しむ妨げになってしまうこともあるかもしれませんが、もし機会がありましたら、これらの違いを思い出してみてください。